現時点では、AKAI製のEWI4000sと、YAMAHA製のWX5の2機種が入手可能です。
それぞれの特徴を思うままに挙げてみると。。。
EWI4000s
- あのT-SQUAREの伊藤たけし氏、本田雅人氏が使用した名機。バンドでシンセリードを演ずるひとは絶対に憧れる機種。
- 本体に音源を内蔵し、さらに電池で駆動可能なので、無線で音声を飛ばせば、完全なコードレスで演奏可能
- キーはタッチセンサー式なので、上級者となればかなりトリッキーな奏法が可能(マイケル・ブレッカーは凄い!!)。逆に、私みたいな初心者は、意図しないキーに触り「ピロッ」と音がしたり、気が付かないうちに半音下がったりする。
- 運指は代表的なものが説明書に載っているが、実際には、かなりフレキシブルな運指が可能
- 言葉では上手く説明できないのですが、吹き込んだ息の量が、普通の管楽器のように、全部楽器下部から放出されるのではなく、ほんの一部しか放出されないので、口の両端から息を逃しながら吹く、という独特の奏法が要求されるので、慣れるまでが大変
WX5
- 完全にマイナーな機種なので、楽器店の店頭で目にすることは滅多にない
- 音源は内蔵していないので、別途、音源が必要。YAMAHAとしては、音源モジュールVL70-mを推奨しているが、所詮、デジタルシンセの音に近く、EWIのようなアナログシンセ特有の太い音を出せない
- キータッチはメカニカル方式なので、管楽器の経験がある人にとっては違和感がない
- EWIと異なり、普通の管楽器同様、吹き込んだ息が全部、楽器下部から放出されるので、管楽器経験者にとっては奏法の違和感がない
といったところでしょうか。
私は、最初は当然のように、EWI4000sを購入したのですが、最終的には、WX5に落ち着きました。
理由としては、
- 音源を内蔵していない分、軽い
- メカニカル式のタッチキーなので、運指がし易い
が大きな理由です。
ただ、上にも書いたように、アナログ系の太いリード音が出せないので、やむなく、必要な時には、シーケンサーソフトである、SONAR内蔵音源であるペンタゴン2を鳴らしているのですが、キーボードではなく、ウィンドコントローラーでコントロールするのは結構、難しいです。
(言葉では表現出来ないので、詳細は端折りますが。。。)
やはり、どうしてもアナログ系のリード音が欲しい人は、EWI4000sを選択した方が良いかと思います。
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